SSブログ

夏がそろそろ終わる [日記]

あっっっつくて、ギラギラで、真っ黒に日焼けする、したい(いまだに)!夏が大好きです。

でもこの夏と言うのは結構くせもので お盆もありで亡くなった人を思い出します。

昨年の8月はいとこが急死。 

私と言えば、座ってもいられない程 体調悪く行けなかった。 

 

いとこといっても結構 歳が離れています。 母方、父方は弟のヤー君が一番下。 

一番上のいとこは親ほど離れていて 一番上のいとこの子供とは私は1つしか歳が違わないくらいです。

南国キャンプにでてくる ノンちゃんは実はいとこの一人なのですが、私は彼女の子供サーシャと

歳が近いのです。 

 

亡くなったいとことは、この20年、数回しか会えていませんが、思いでがあります。

彼が若かりし頃、 後楽園での 「グランドファンクレイルロード」 のコンサートに行ったと言う話しを

昔に聞き、お兄ちゃんすごいね!と話したを思い出すのです。 ドロくさいアメリカンロックの

グランドファンクが好きな私はとても羨ましく、感動したのを憶えています。 

葬儀に行けなかったので Sunnyにグランドファンクのレコードジャケット写真と、

ハートブレイカーと、サリーの楽譜を棺に入れてもらいました。


それから 数年前には、両親の友人だったおじさんが亡くなっている事を ネット上で知り 衝撃でした。

1,2年に一度ぐらい電話するぐらい、&年賀状のつきあいになっていて、その年は 年賀状は

もういいかと出さなかったら 来なかったので(ここの家はいつも正月を過ぎた頃送ってくる)

年賀状終了と思っていたら おじさん亡くなっていたんです。 アーティストだったので

一応その関係の方々がブログ等に載せていて 静かにですが衝撃でした。

ヤー君の幼稚園の時の友人の両親で、うちの父の葬儀の時に、

 

「Peewee, 頼れるおじさんがいなくなっちゃったよ、どうしよう…」 と、

 

途方に暮れていたのを思いだします。 うちは少し歳とった親で、

おじさんの事務所のサポートを色々していたので、 ほんと困ったようでした。

 

蒸し暑い時期は好きなのだけど、死を連想させます。

 

カナダの空港で両親と待ち合わせ、向かったナイアガラの滝。

霧の乙姫号に乗りながら 父親のターキーに いとこと、中学の友人が事故死した事を

告げられ えーーーーーこのタイミングでーー~~。。。 と、ショックを受けたのを

思い出します。

 

それから9年後、またもやナイアガラで PCでメールチェックすると、会社で一緒だった

友人の訃報が届いていた。 帰国までの3日間、しかたない、葬式、死には慣れている

私でも やはり気になって辛かった 蒸し暑い季節でした。

帰国し しばらくして、このブログにも来てくれる 元上司のおっちゃんさんと お墓に一緒に

行ったのを思い出します。

 

幼稚園からの幼馴染が亡くなったのも暑い夏。

おじさん、おばさんも辛いかもと 20年経って 毎年お墓に行くのは止めました。

行ける時に行く事に。 みんな忘れがちですよね、20年以上って。

忘れはしません。  私たちは こんなに歳を重ねて…

でもやっぱり 昔の言葉で言えば、マブダチだったよねって 

生きていたらを考えずにいられません。

人としての友達感を理解してくれる人も少ないんだなと 大人になって

がっかりしたのも思い出します。

お葬式の時に 彼女だったんじゃないかと言う人を探しきれなかったのは

心残りです。

 

いとこ姉が亡くなったのも暑い夏。 彼女は成人していて、私は7歳だった。

アリスの不思議な国と、みにくいあひるの子の 絵本をくれたり、

イラストがすごく得意で 書いてくれた絵と絵本をまだ残しています。

もう助からないと言う最後のしばらくは、病院から比較的に近いうちで一緒に暮らしていました。

両親親せきが多く、近くにいるから 子供の頃から死には慣れているが、

子供には衝撃的な死も多く、ずーっと、 英語で言うと メランコリーです。

 

メランコリーで、死はネガティブな感じですが、 葬儀や法事はそうでもないんです。

うちの父の方針、遺言でもあったのですが、周りに負担をかけないようにが基本でしたが、 

でもそのやり方は人にとって、特に他県のやり方がある人々には不評で あれこれ言われたり、

勝手にストーリが作られ悪く言われていたようです。 

藤圭子さんの葬儀で色々言われていたようですが、身内がやる方法でなぜ納得しないのか。

その人達を思いやれないのかと思います。 多少なりとも一般的なやり方の方がいいのか

と迷う事もあると思いますが、本人の意向との事です。、

一般的、土地土地のやり方とは違っても遺族は辛く、悲しいのです。 

そこはすっ飛ばして 非常識だのあれじゃ浮かばれないなどと言われるのはトラウマになります。 

形式が大事な人もいます。 それも悪いと思いません。 しかし、一般形式からはずれる人を

攻撃するのは悲しみでかなり辛いです。

葬儀をする人がいかに大変な思いせず、気苦労なく、故人を思う気持ちで

葬儀を行えるかが大事かなと私は思うのです。

周りの人はそれをサポートしてあげる事が本当の手伝いなのではと思うのです。

それでなくても悲しいのです。辛いのです。 そこに追い打ちかけるように こうするべき、

あれをしないのはおかしいなどなど 言うのにはがっかりさせられる。

悪気はないのでしょう。 彼らは彼らの常識があって それしか知らずの人達もいます、

彼らにはそれが絶対なのだから、仕方ないのかもしれませんが、

形より、遺族の気持ちをくんであげて欲しいなと いつも思います。

 

普段はおとぼけ、朝丘雪路さんのような天然爆発の母 Sunny ですが、今回亡くなったいとこ、

彼女にとっては甥っ子ですね、そのお嫁さんがいかによけいな気苦労なく 葬儀に望めるか

を考え 周りから守り、楽に進められる葬儀になるように行動したのはとてもすばやく すごかったです。

この人は 自販機でジュースもろくに買えない、朝丘雪路さんばりの発言、行動をする人なんですが、

土壇場にものすごく強く、その時だけは仕切る事が出来るすごいお母ちゃまなのです。

 

夏は大、大、大好きなのですが、そんなで、ちょっとメランコリーですね。

でも この時期は特に 沖縄を思い出します。

名護の博物館で

 

「葬送と供養の儀礼」

の説明を見た時です。

 

「・・・  25年忌からは祝いに近く、供物にも赤い色が使われます。

 33年忌を終えると その霊は カミ になると言われています」

08 RQ-org_194.JPG

*名護博物館展示物より

 

そうか、祝いに近いんだ、みんなが パーーーッと 空に開放されていく、

ありがとねー! と、言って 完全に送り出せるんだと私なりの理解で

やっぱり 沖縄ってすごい!と思ったんです。

父ちゃんが生きていたら 島に移住すると言っていたのですが、

パラオ & アメリカ移住をあきらめ、

「勝手に戦争研究」 をしていた父は  沖縄に一緒に移住していたんじゃないかなと

思います。

 

どんな形であれ 故人をそれぞれの思いで思っている人はたくさんいるのです。

攻撃などせず、 故人を 「ありがとねー!!」 と、自分と一緒に 解き放して

あげて欲しいなと思う夏の終わりでした。


nice!(1)  コメント(5) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 5

おっちゃん

それでもまた夏は来る。

何のフレーズだったかも記憶に無いけど…ちょっと心に引っかかっている言葉。

辛い気持ち…を、記憶して、想い出して…を「忘却するまで繰り返す事」が生きている者の役目。
※忘却すること、ってのが大切な役目、な

…まぁ、まだ成功した事は無いけど、おっちゃん的には綺麗だと思える考え方、かな。

あの日のことは憶えている…ではなくて、ずっと頭のなかでリピートされているけど、でも、きっとそれは「やつ」には無関係で、おっちゃんが観た景色や君、若しくは君を観ていたおっちゃんの記憶、なんだと思うよ。

人は産まれた瞬間から死に始めているんだから…なんて誰にも賛同されたことはないけど…だから生きている人間はどれだけ辛くても生きなければいけないし、亡くなった人達を「ちゃんと」忘却するまで繰り返し想わなければいけない…って、思う。

面倒臭い…と、おっちゃんは思うけど、生きている以上は仕方ないし、おっちゃんが面倒臭いのも…まぁ、仕方ない…かな。

by おっちゃん (2014-08-23 22:51) 

makky

私の父は、姉が生まれた時に病院で「こいつもいつか死ぬんだな」と言ったそうです。
(おっちゃんさん、ここにも賛同者が居ました(^_^;))
母は激怒だったらしいですが、そんな人を父に持つ私もあまり形式にこだわるのが苦手です。

日本古来のしきたりは大事な事とは思いますが、「死」に関しては「形」ではなく「心」だと思ってる所があります。
事あるごとに、亡くなった人達を思い出して懐かしく穏やかに想ってます。

明日はそんな父の4回目の命日なので「ありがとねぇ~!!」と、一杯やりま~す(^-^)
by makky (2014-08-27 21:59) 

PEEWEE

makimakiさん、また来てくださっていつもありがとうございます!
by PEEWEE (2014-08-29 19:11) 

PEEWEE

おっちゃんさん、
この15年ぐらい 世界も日本も結構なスピードで色々と変わって
いいことも悪いこともニュースなんか見てると 「ああ、爆弾テロがあったこと
知らないんだよなー」 とか、 「女子サッカーが世界一になったの知らないんだよなー」
とか、「東京オリンピックがあるんだよなー」とか、知らないと言うより 
知れないんだなぁアイツは。死んじゃうと。 という事を思います。

これ知れたら 楽しいのにとか、怒るのにとか、もうちょっと生きられたら
良かったのになと そんな感じでぼんやりと 思いだします。
by PEEWEE (2014-08-29 19:20) 

PEEWEE

makkyさん、
私も 「心」 だと思うんです。 でも難しいです、今は色々な形のお送りが
ありますが、うちの父の時は もう叩かれました周りから(笑)

どんな形でも 亡くなった人を思う気持ちは 人、家族 様々だから しきたりが
全てでなくてもいいのではないかと思っているのですが 時々つぶされます(笑)
しきたり通りも、ちょっと違ってても、すごく違ってても そこに注目せず、 
やっぱりみんなで

「ありがとねー!!」と 想って送ってあげたいですよね。
by PEEWEE (2014-08-29 19:38) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

おっぼ~ん辺野古へ行ってきました ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。