想いだす人々 隣人4 [USA]
これまたシアトルでのこと。
昔よく "Last Exit On Brooklyn" (ブルックリンストリート最後の出口)
と言う名のブルックリンストリートのカフェによく通っていた。
前にも少し書いたカフェです。http://blog.so-net.ne.jp/solriam/2005-01-23-1
その日店の真ん中にある大きなテーブルに座り私は宿題をしていた。
ふと横を見ると浮浪者風のおじさんと目が合い笑顔を送ってくる。私も
笑顔を返し宿題に戻ろうとすると ”コレできる?” と話しかけてきた。
コレとはこれである。↓
パズルです。7つのピースをこの三角の中に ビシッと収めるものです。
あたしゃー ちびっこの頃からパズルっこですぜーと余裕をかまし
トライする。 しかしーーーー できない!! どうして? ん~~~!!!
最後はんもう!!と怒る私をチラリと見ておじさんはあっと言う間に
組み立ててしまいました。 えーーー!! ”これおもしろい!欲しいな”
と言うと パブリックマーケットの前のパーティーグッズ屋で売ってるよと
教えてもらう。 え!おじさん買ったの?と失礼ながら口にはださないが
思ってしまう。 だってすごい服装でどうみてもホームレスなのだ。
とにかく遊ばせてもらった上、お店も教えてもらったのでお礼を言うと
にこりと笑い ピアノに向かった。 するとこのおじさん、すごく上手に
ピアノを弾き出した。 ひぇえええー このおじさんすごい、すごい!
アメリカって言うのは実に色々な人と知り合う機会が多いことに驚かされる。
その日の内だったか さっそく私はパズルを買いに行きしばらくこれで
遊ぶ。6パターンの方法と三角の裏を使ってピースを積み上げてピラミッド
を作る事も出来る。 日本に帰ってきて何年か前にうっかり崩してしまい
いまや組み立てられないままになってます。。。
ブルックリンカフェでの隣人のおじさん、元気かなと時々思うのです。
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